はじめに
原作の雰囲気をできる限り忠実に再現しているため、古めかしい見た目が最初はとっつきにくいかもしれません。
Typistはタイピングゲームのようなものと違って、指をどの位置で待機させ、どの指でキーを押すのか、 少しずつ丁寧に、繰り返し教えてくれます。レッスンの内容は、長年利用され定評のあるものです。
日々じっくりとレッスンをこなしていくにつれ、必ず効果が実感できるものと思います。
操作
Typistでは、全ての操作をキーボードで行います(環境設定を除く)。
例えば、
- レッスンの選択(レッスンの番号を入力)
- 現在の練習をスキップして、次の練習に移動(
Control-F
) - レッスンを中止して、コース選択に戻る(
Control-L
) - もう一度トライ(
Backspace
)
なども、キーボードからの入力で行います。
マウスに手を伸ばす必要が無いのでホームポジションから手が離れず、 また、キー入力で画面を操作出来ることにより、覚えるのが楽しくなります。タッチタイピングの練習を行うのには良いやりかただと思います。
詳しい操作方法は、レッスン選択画面(最初の画面)で ?
を入力して
エンターキーを押すと見ることが出来ます。
進め方
タッチタイピング(キーボードを見ずに指先の感覚を頼りにキーを入力すること)をゼロから覚えたいのであれば、とにかく標準コース(t1
)からレッスンスタートです。
標準コースの冒頭では、ホームポジション、キーに対する指の使い方、練習方法などが詳しく説明されますので、
じっくりと読むようにしましょう。
t1
以降も、新しいキーが登場する都度、どの指でどうやってキーを押すか、説明がなされます。
またタッチタイピングを習得する上での注意やコツも時々教えてくれます。
これらは重要ですので、先を急いで読み飛ばすのは得策ではありません。
毎日根気よく続けてレッスンt16
まで完了したなら、きっとタッチタイピングを習得していることでしょう。
既知の問題
- 国産パソコン(PC98等)のキーボード実機が手許に無いため、動作確認をしていません
- ブラウザによっては
Control-F
などいくつかのキー入力がブラウザ自身によって奪われてしまい、うまくいかない場合があります - ブラウザの処理が追いつかず、高速タイピングの練習には向かない場合があります
移植による変更点
- ビープ音をビジュアル・ベルで表現
- 起動オプションの代替としてウェブページから環境設定を可能に
- 練習履歴データはクッキーに保存
- 終了が無い
- 荻原氏の所属、連絡先を最新のものに
ソースコード
Githubで公開しています。
http://github.com/unpush/typist_js/
リンク
Typist for Mac OS X
http://homepage.mac.com/t_ogihara/software/OSX/typist-jpn.html
荻原氏のMac用最新バージョンが公開されています。
ローマ字入力のレッスンが追加されています。
Typist on Terminal
http://homepage.mac.com/t_ogihara/software/CLI/typist/doc/jp/index.html
荻原氏の Typist on Terminal(Typist Version 3.0)が公開されています。
ローマ字入力のレッスンが追加されています。